ソニーα700【第5回】懐かしい高倍率ズームと縦位置グリップの関係

バッテリーグリップ、通称縦位置グリップがα700にはある。α700は中級機にしてはかなり軽量のために縦位置グリップも、儂の体力なら問題ないのはうれしい。結構重量というのは大事ですからね。
E-3までは縦位置グリップのあるカメラは、全部縦位置グリップを付けてきたけど、E-3は重いから付けていない。E-3はライブビュー+フリーアングルを生かすためには少しでも軽くないとつらい理由があるからだけど。
で、重くなったら今度は重いレンズが似合うようになるという、変なメリットが。


儂の持っている、AF 28-300mm F3.5-6.3 XR (A06M)のさらに前のバージョンになる高倍率ズームですね。
デジタル対応の高倍率ズームは、人には薦めるが、自分ではほとんど使わないレンズになってしまっている。
α-7Dでの手ぶれ補正が今ひとつと書いてあるけど、暗いところで使ったんじゃないだろうか?兄弟機αSweetDigitalで使ったときには明るいところで使う分には便利なレンズでした。いくら手ぶれ補正付きでも、望遠端はファインダーを覗いただけでも暗いのがわかる。
写りについては、写真を見てもらえばわかるように、高倍率ズームらしい甘い描写。特にこのレンズはデジタル対応前のもの。古いレンズはフイルムと違って撮像素子周りが光をかなり反射する。レンズの内部で光が乱反射するので、フレアと呼ばれる霞がかった現象が出やすい。これは明るければ明るいほど(正確には光源に近いところにレンズを向けると)ボヤボヤになりまくり。
デジタル専用となっている最近のなら、コーティングがきっちりしているのでここまでひどくはならないだろうけど。
デジタル非対応が結構安く中古で売っているから、気をつけましょう。