【レビュー】パナソニック DMC-L10 実写インプレッション (1) ライブビューを特長にした新コンセプト一眼レフ

パナソニック、というかフォーサーズのカメラのAEはファインダー側に付いているのでライブビューしても一度ミラーを戻して明るさを測定しないといけないんですよね。このためEOS 40Dのようなミラーを動作させないでの撮影というのができない。
撮像素子側で露出を測ることもできそうなんだけど。
実際ライブビューの間は、露出を反映させているのだから。
標準ズーム、バリオエルマー 14-50mm F3.8-5.6はかなり描写が良いな。同じ焦点距離で少し明るいバリオエルマート14-50mm/F2.8-3.5とほとんど同じような描写。値段がそれなりだけど、柔らかい描写は、オリンパス、シグマとシャープネスが強く固めの描写のメーカーに対抗するには良い感じです。
コントラスト検出式のAFは、普通のコンパクトデジカメと同じような性能。決して早くはないが、実用的。
操作部については、きついところもあるけど、前後に2つのダイヤルをおいてあったり、カスタムできるボタンがおいてあったりとがんばっている。
2ダイヤルなので中級機なんだよね。
ライブビューだと水平が取りにくいというのは確かにある。角度センサーを付けて欲しいのだけど、今のところニコンのD3しか搭載予定がないのが残念。
そんなに難しくないだろうから、この機能はもっと広がって欲しい。
正直、一眼レフの大きな一つの曲がり角となるカメラだと思っている。手ぶれ補正、フリーアングル、コントラスト検出式AF、強力なゴミ取り機能など、てんこ盛りでありながら中級機というのがね。