『K100D Super』に見る、一眼レフの進化樹

儂はニコンD40xよりもD40の方が、画素数は少ないけど正直おすすめだったりするように、撮像素子が新しいから必ずしも良いとは限らないんですよね。
D40xの場合連射が3枚/秒(D40は2.5枚/秒)というメリットがあるけど、D40はそれ以上に高感度に強く、出力される絵もちょっと違う。まぁ、絵に関しては好みの差ではありますが、高感度撮影に強いというのは一眼レフデジカメのメリットの一つですから。


ペンタックスはコンパクトでも一眼レフでもマイナーチェンジが多い。悪く言われるときもあるけど、確実に進歩している。特にソフトウェア面でのレスポンス向上が目立ち、「それができるならもっと早くやれ」とか「ファームウェアで修正しろ」とか思うことも多いメーカーです。
まぁ、できないからこそのマイナーチェンジですが。
ソフトウェア面での修正と言うことで、画質に関しても向上している。同じ撮像素子を使ってもソフトウェアで変わっていくのは、カメラは同じでもフィルムを変えると絵も変わるのと同じようなモノでおもしろい。
だからこそRAW現像は今後も大事になっていくと思ったりするんだけどね。撮影データは同じでも、今後ソフトウェアが進歩すれば進歩するほど、出力される絵も向上する可能性があるのだから。


そして撮像素子だけがデジカメのすべてではないというのを、地でいっているペンタックス
今回のコミケで儂は新しいE-410ではなく、古いE-330を持ち出した。1000万画素よりも750万画素。正直E-330よりもE-410が出力する絵の方がきれいだと思う。
それでも、利便性の面でE-330を今回は取った。
そういうハード面でも、細かい機能アップを着実に行えば古い撮像素子でもまだまだ行けるはず。
そういう一工夫して使いやすかったり、特定用途に強いカメラがもっと出てくることを期待しています。まぁ、正直特化しすぎると売れないんだけどね。E-330みたいに。