そば・うどん車屋

行徳駅から少し歩いた所にある店。でも何を勘違いしたか妙典駅で降りてしまった。語感が似ていたためだろうか?とりあえず一駅分歩く。やっぱりType Uが合って助かった。住所から地図が調べられるという機能がなければ永遠に迷っていたことだろう。
そんなわけで十分に歩いてお腹を空かせてからお店へ到着。駐車場が大きくファミレス風だけど店構えはいかにもそば・うどん。
17時過ぎという微妙な時間帯であるために家族連れが一組だけ。その後も客は途絶えることはないからそれなりに人が入っているのかな。
店内はとにかく清潔感が漂い、さっぱりしている。天井は広いし掃除も行き届いているので家族連れでも安心かな。
店の外装だけではなく、食べ物に関しても心を配っているというのがウリのお店だとのことで、化学調味料を使わないというこだわりがあるとか。
店の中は分煙


お酒とおつまみをまずは注文。
残念ながらお酒の種類は少ない。まぁ、家族向けのお店なのだろうから仕方がない。種類が選べるだけでもましと思わないと。妥当な線で立山を。おつまみは蕎麦味噌、卵焼き。飲み終わってから冬季限定メニューという鴨煮汁鍋蕎麦を後でと。
まずは酒とお通しのお新香。で、このお新香美味しい。お通しなので量が少ないのが残念だけどかなり期待が高まってきました。
蕎麦味噌がなんというか今まで見たことのないものでした。味噌に蕎麦のみが練り込まれているのが普通だけど、味噌に蕎麦の実を焼いたモノを上から振りかけている。これはこれでうまいので感心。味噌の甘じょっぱさを焼き上げてすこし甘くなった蕎麦の実が保護してくれている。練り込まないのでカリカリとした実の食感も楽しむことができる。
次の卵焼きはできあがるまで少々時間がかかると言われたがすぐに出てきた。少し大きめに4つ。
言ってしまえば普通の卵焼き。だけど丁寧に作られているのがわかる。特長はないのだけどあっさりしていてお酒もすすみ美味しい。
ここまででわかったのはよけいなモノは入れていない素材重視のお店なのだと言うこと。量も家族向けなのか少ないと言うことは決してない。ちょっと今日は奮発して食べに行こうか、と言うときに蕎麦好きの家族が訪れるそんなお店。


で、お酒も無くなりつつあったので蕎麦をお願いする。
と、すぐに出てくる。客が少ないとはいえ、前に注文していたとはいえ早すぎないか?
心配したけど蕎麦はうまかった。
鴨煮汁鍋蕎麦という名前からわかるように鴨やネギなどを煮込んだ鍋に、氷水で冷やした蕎麦を付けて食べる。
相変わらず丁寧な調理をしている。よく素材の味を生かしたという表現があり、アレを聞く度にたんに調理していないだけじゃないのか?と思っていた儂が恥ずかしくなる。素材の味を丁寧に崩さないように調理するという一例を見せられた気分だ。
鴨は薄めに切ってあり食べやすい大きさ。筋の多い肉だけに大きすぎると噛み切れずに困ることが多いがそんなことはない。肉も鍋の底に沈んでいるのを数えると結構入っている。具には芋とネギが加えられ良いバランス。汁の味も濃すぎず薄すぎず。
鍋に直接冷えた蕎麦を入れてそれをすする。
鴨の脂と蕎麦は合いすぎるね。冷やすことで引き締まった麺と温かい汁というのも変わっていたけど気にせず食べられた。


住所 千葉県市川市入船14-1
営業時間 11:00〜20:30
定休日 火曜
そばみそ 400円
卵焼き 700円
立山 700円
鴨煮汁鍋蕎麦 1800円