ポロプリズムの復活--オリンパス「E-330」(ITmedia デジカメプラス)

一応持っているけど、もう使うことはそうそう無いだろう特殊一眼レフデジカメ。
その個人的には傑作機と思っているE-330。これで液晶が2軸式だったらまた違っていたのかもしれないと常に思っている。
あと、結構厚みがある。
ライブビュー+高速AFという簡単そうで実は両立するためには技術の発展をまたなければいけなかったことを、工夫と発想で乗り越えた画期的なカメラ。ただ、デザインがカメラらしくないことから売れなかったのだと思う。そして後継機が出ることはなかった。
ハーフミラーと液晶表示用のセンサーというのはオリンパスでは途絶えたけど、ソニーα330/300でその応用的カメラを作り、αはトランスルーセントミラーテクノロジとしてα55/33でさらなる進化を遂げている。
現在はコントラスト検出式AFの技術が向上し、高速AFも可能になったのでオリンパスが捨てたのは失敗ではなかったですが。特にセンサーサイズが小さいフォーサーズコントラスト検出式AFがやりやすいし利点も多い。
オリンパスブルーという名前を使い出した初めてのカメラにもなる。色合いが独特なのが良いんですよね。深い空だけど透明感がある。青を強く出しているけどほんのり暖色系。
まぁ、色合いは良いけど解像感は無く、当時の厚めのローパスフィルターとシャープネスの弊害が今となっては見て取れます。