パナソニック Leica D SUMMILUX 25mm F1.4は開放付近の性能を重視したレンズ - デジカメinfo

換算40〜50mmF1.4付近の標準レンズと言われるレンズ&カメラの中では、シグマの30mmF1.4に次いで手に入れやすいシステムなんですよね。
値段が高いように思えるけど、APS-Cセンサーサイズ用だと35mmF1.4とか値段が高いのに設計が古いせいか描写が今ひとつなレンズが多いし、35mmフルサイズだと今度はボディが高い。
ただ、太い。
そしてライカの銘を付ける単焦点レンズだけあって描写がとても独特で良い。輪郭が細いというか透明感があるというか微妙なにじみみたいなのが良いんですよね。解像力は高いが周辺は結構光量不足になる。それはそれで味といいたいが、ここまで太いのに不思議です。
F1.4開放付近用のレンズだと結論づけられていますが、実際儂も開放専用で使っています。換算50mmでF1.4で使えるレンズは少ないので重宝しています。
絞りリングがパナソニックの(マイクロ含む)フォーサーズ機では使えるのも結構便利。絞りリングのレンズなんて2本しか持っていないから、ついつい手元のダイヤルで調整しようとしてしまいますけどね。
弱点はフォーサーズですらピントが薄くなる。ボケ足はちょっとざらっとした感じだけど2線ボケとは違うので悪くはない。逆光には弱い。
そして最大の弱点、E-3、E-30の中央AFとの相性がものすごく悪い。儂の3台すべてで合わない。中央以外のAFポイントだと問題ないのだが、中央だとかなりの前ピンになる。E-30にはAF調整機能で修正できるが、めいいっぱい設定して合うくらい。E-3にはAF調整機能はないので結構厳しい。