オリンパスE-30【第3回】「マルチアスペクト」と「ファンタジックフォーカス」

ソフトレンズフィルターとも、画像編集ソフトのぼかしとも違う独特のにじむような効果。なじみやすいけど、極端にコントラストが低くなるため使うのは結構難しいフィルターだと思う。
黒の部分だけが残るのでなんとも不思議なフィルター。人の肌とかの明瞭さがなくなるので肌がつるつるに見えるから、ポートレートに使いやすそうだけど、コントラストが無く微妙に使いにくい。
そこでフラッシュを特に正面以外からあてて影をつけるようにすると、面白い効果が出てくる。ソフトフィルターを超広角で使うとか、ソフトフィルターにフラッシュとか、普通なら使わないような組み合わせでも気軽にできるデジカメは本当に便利です。
でも、せっかく記事の文章にはあるのにソフトフィルターを魚眼や超広角で使っていないのは非常に残念です。デジタル水準器が付いているから、この手のレンズでも水平がとりやすくて使いやすいだけに積極的に使えます。
ちなみに儂が花見山で魚眼で写したもの(下のほう)だけどこんな風になります。


マルチアスペクト比がファインダーに反映されないというけど、それに対応するためにはファインダーが暗くなくことを犠牲にしてニコンのように液晶を埋め込むとか、ソニーみたいに基準となる場所にガイドをつけておくか、パナソニックのデジタル一眼ようにEVFにしてしまうか、アイピースフィルターみないなものをいちいちはめ込むようにしないといけないとか、どれもこれも犠牲にするものが多くて使いづらい。
ファインダーがみづらくなるのなら現状でいいと思うんだけど。
アスペクト比の反映 ALL」は確かに不要だと思う。使ったことが無いし。そういうことをするのならRAWで撮影してしまうのだし。