今日から始めるデジカメ撮影術:第106回 秋空と露出とホワイトバランスの関係

紅葉は、華よりも撮影が難しいからな。そしてそれを入れた秋空はハイレベルな素材。
紅葉だと、見せたい1つのものだけに対象物を絞るという写真の基本が使えない。風景全体を見せるという高度なことを行わないといけない。さらに空が加わるとなるとかなり難しい。
「見せたいもの」を強調するほうが写真はやりやすい。ボケを使ったり、配置を考えたりね。そういうのは紅葉とか桜はやりにくい。でかいくせに全体を写さないといけないのに。
風景の基本は望遠レンズでの切り取り。でも、超広角での全体(というか、空と雲)の描写もほしいという二律背反な世界。
でも、秋の空は見ているだけでも時間が過ぎるほど面白いから困る。