「あゆは28ミリ」の28ミリってなんだ?

[情報元:RinRin王国]
いろいろと、なんというか突っ込み処のある記事ですね。
「あゆは28mm」とパナソニックなデジカメの話題なのに、いきなりニコンのレンズAi AF Zoom Nikkor ED 18〜35mm F3.5〜4.5D(IF)を出してくる辺りニコン好きなんだろうけど。このレンズはニコンの一眼レフデジカメに付けると換算27mm〜とだいたい話題にあった画角になるから出したんだろうけどねぇ。
35mm換算で「約1.5倍」と言い切っているのが如何にもニコンユーザ。ペンタックスソニーでもそうだけど、明らかにニコンを意識している。これもパナソニックの一眼レフなら2倍換算。全然違う。
というかそもそも「あゆ」の持っているのはコンパクトデジカメだしFX07とかだの1/2.5インチCCDだと約6倍換算になるし。記事の中でもコンパクトデジカメと一眼レフで話が行ったり来たり。
そして換算28mmに相当する画像を一切出さないという、そんなにニコンが好きでパナソニックが嫌いなのかと。
2ページ目での35ミリ換算したもの、と書いてあるけど、これ35mmフィルム換算していないでしょ?18〜35ミリのサンプルは前記の「Nikkor ED 18〜35mm」でしょ?全体的に画角と写真があってない気がする。
そして最後はマクロ。なぜ?


えっと、広角は面白いよ。特に28mm以下の超広角だと。集合写真とか風景とか建物以外もね。
画面4隅に中央から斜めに伸びるような画像になるから、放物線上にのびる対象物を真ん中におくのに使える。人物や建造物から巨大な羽が生えたようなような雲が出ている写真とかにタイミングが合えば撮れたりします。
それでなくても集中線みたいな効果が出るから、中央に配置したモノを目立たせるのに使えます。
あとは、開放側で撮影中にカメラをわざとちょっとだけ回したり、風の中撮影するという方法も。手ぶれや被写体ぶれなどをわざと起こさせるようなもので、超広角の場合は中央付近の手ぶれは目立たないんだけど、周辺部は動き回る。なので中央以外が回転しているような効果が出る。フィルムの頃は高等テクニックというか失敗しやすいのでフィルム代がかかるからやりたがらないテクニックだったけど、撮り直しが簡単なデジタルですからこういう技にチャレンジするのも手軽で良いですよ。
一眼レフで使う場合、開放付近だと4隅が流れたり光量落ちになってしまうことがあるのは注意ですね。フォーサーズはその辺よく考えて光学設計されているので換算2倍なのに実はデジタルの中では広角側も得意という不思議なシステムだったりする。パナソニックDMC-L1もそうなんですよ。
広角だと手ぶれが目立ちにくくなるんですけど、こんどは水平が取れていないのが目立ちやすくなりますから、風景などの時には三脚と水準器を持っていくと良いと思います。そして、ちょっと多めに絞ると良いですね。儂は風景だとF11固定で撮る事が多いです。