デジタルカメラ(5)新規参入で選択肢が拡大・デジタル一眼レフ機

今回とうとう各社から出そろった一眼レフデジカメ。*istDL2の写真が間違っているけど、良くまとまっています。実勢価格が現実と大きくかけ離れているけど、良くまとまっています。


儂のお勧めは★★★のK100Dですね。
手ぶれ補正とAF高速化、スーパーインポーズとこの3点が付いただけでもかなり使いやすくなりました。しかも値段が安いので思わず欲しくなって首を振っています。SDカードというのもコンパクトデジカメからのステップアップに有効ですね。
おそらく600万画素の一眼レフ最後の機種になると思われますが、それだけに撮像素子の使い方がこなれていて、描写に関しては十分に良いモノになっています。特に高感度耐性があるので手ぶれ補正と合わせて暗いところでの撮影に向いています。
問題はレンズでしょうか。現行のレンズが偏っているので、レンズメーカー製のレンズに頼ることになりそうです。そしてオールドレンズに手を出すと間違いなくレンズ沼に陥るので気をつけて。すでにペンタックスの沼にはまっている人にはお買い得のカメラですね。
★1個の*ist DL2が、もう本当に買う必要のないカメラになってしまっています。


同じく★★★のE-330ですが、自分としてはもう手放せないほどに愛用しているけど、これをお勧めできるかというと正直微妙。
とんでもなく使い勝手が良いカメラではあります。それも優れた広角域のレンズがあるからだと思う。8mm魚眼専用カメラとしても十分に面白い。
ライブビューが全体の9割を越える使用率で、もうファインダーはほとんど使わなくなりました。OKボタンで直接メニューを操作できるなどの操作性もかなりわかりやすい。オリンパス設計の優れたレンズ群にオリンパスブルーを特徴とした描写など本当に満足しています。
ただ、11万円前後というのはちょっと高いんですよね。そしてセットレンズ以外でこそ面白いカメラというのも微妙なところ。ある程度の予算が用意できる人にはお勧めです。もしくはフォーサーズレンズをある程度所有しているのなら。


★★になるとE-500がおすすめかも。
マニュアルフォーカスをしないなど、ファインダーの小さささえ気にしないのなら。3点の測距点だけど儂はどうせ中央しか使わない人だし。
レンズセットで7万円台中盤と値段も安いし、キットレンズでも十分に使える。軽いし、このクラスでは頑丈で、なんといっても初心者にダストリダクション、埃振り払い機能は心強い。


α100は正直K100Dに負けている部分が多い。手ぶれ補正機構の利きや、AF速度、そして安さでK100Dの方が上です。手ぶれ補正がαはシャッターを切る瞬間、K100Dは半押しした時点で動くのでその辺に差があるのかもしれない。
儂のようにαレンズをいくつも持っているなら、アンチダストで埃が付きにくくしている部分がかなり売りにはなるんだけど、そうでない場合はあまり影響はないですからね。単焦点に優れた・面白いレンズがいくつもあるαだけに将来レンズを揃える予定があるとか、旅行先や外など埃の多い場所でレンズ交換の可能性があるのならこの点はかなり大きくなります。
1020万画素、Dレンジオプティマイザーによる高画質化や失敗を減らす努力、軽量化されたボディなど良い部分もあります。


EOS 30DD200はクラスが中級機でボディからして違う。
特にD200は画像が出来上がるよりも、まずその操作感覚に酔う所があるのが面白い。安いカメラではないのに注文が殺到して品薄になるのもわかります。
これらとLUMIX DMC-L1を買うような人はわかっている人だろうけど、撮影するときの気持ちよさって大事なんだよね。
で、L1はまぁ、微妙。ボディの質感とかデザイン、ダイヤル多様の操作性などは面白く使っている楽しさはあるんだけど、機能的にはE-330に劣ると思ってしまうとね。