カシオ EXILIM CARD EX-S500【最終回】持つ喜びと使いやすさを両立したカメラ

この手の小型デジカメというのは個人的にかなり好きなんです。
正直「カメラ」が好きな人には今ひとつの描写に対して不満もあるでしょうが、大きいモノを使うのだけが楽しみではないですからね。
最初に買ったデジカメは背面カラー液晶もついていない単にデータを積み込めるだけのデジカメだった。それでもパソコンでそのデータを遊べるというのはなかなか面白かった。まぁ、さすがに35万画素ででかいし使いにくいしでおもちゃとして使うくらいだった。
そして2台目に買ったのはそれなりに小さいがそれなりに画質も良いし機能などもそれなりに揃っているOptio330というデジカメ。それなりに小さいカメラだったが普段持ち歩くにはちょっと大きく、せっかく買ったはいいがあまり使わずいつのまにか戸棚の一番奥に入ってしまった。


それ以来デジカメには全く興味はなくなっていたのだが、そこにサイバーショットU-10という小さい事以外はほとんど目立ったところはないようなデジカメが発売された。
なんとなく買ってみたらこれがとても楽しい。120万画素とOptio330の330万画素に比べたらどうしようもないレベルだし、ズームは無く単焦点レンズ、レンズの明るさでもF2.8と広角端F2.6のOptioよりも暗かった。
と、スペック的には劣るが何より小さいという取り回しの良さには参ってしまった。乾電池が流用できたり、USBケーブルからの給電で充電はできないがデータのコピーなどは可能だし、ISO感度が自動で変化するのだけど高画素機ではないのでノイズがそれほど気にならないし、カバーをスライドさせるだけですぐ撮影できるというのは凄く便利。
アクセサリにベルトに通すケースがあったというのも良かった。
コンパクトデジカメを常に持ち歩くと楽しいということを知り今に至る。
画質だけを追求するのもわかるけど、常にカメラを携帯でき手軽に撮影できるというのはなかなか他には変えられないことです。携帯電話のデジカメも機能向上はしているモノのまだまだ使いにくいところがありますからね。


そんなわけでカシオのこの手のカメラはお手軽に持ち出すにはなかなか便利。
U-10ほどじゃないけど小さいし、ズームとかマクロとかも一応ついている。普段持ち歩くなら十分すぎる性能。ただ、記事にもあるとおりもうちょっとレンズが良いものだったらというのが残念。特にマクロで撮影というのはコンパクトデジカメの場合よく使いますしね。