Optio S6

なんじゃこれ?これがOptioSシリーズの正常進化とは思えない。
なんと言ってもボタン数を減らしてしまった。
Sシリーズ最初のOptioSではズームと4方向ボタン+OKボタン以外の背面ボタンは5個。S4iでグリーンボタンが付いて6個。本当に使いやすいです。
小型のコンパクトデジカメでも操作性を犠牲にしないその精神こそがOptioSシリーズの要でした。カメラメーカーとしてのこだわりを感じていました。
ただ、液晶を大型化したS5nで4個、そして今回のS6で3個。
PENTAXは3D撮影モードを外してしまったりどうもおかしい。Optio330から計5台愛用してきたOptioシリーズだけに残念です。
基本的にα-7DとかC-8080WZとかボタンの多いカメラが好きですから。
……でも、一般の人はそういう部分に価値を見いださないのだろうな。ボタンが少ないのは簡単に操作できると思うんだろうな。
内蔵メモリ23Mは今までの2倍以上でたしかに嬉しいのだけど、内蔵メモリは書き込みスピードが遅すぎてとても使えない。まぁ、それでも予備があるのと無いのとでは大きな違いです。
儂もSDカード忘れて助けられたことも1度や2度ではないですから。
素数半減の300万画素モードで感度がISO800になるキャンドルライトモードをWPから引き継いで搭載。正確にはカシオのカメラからのソフトウェア供給による物でしょうが。
これはあくまで緊急用と考えれば使えるレベルです。
レンズに関してもEX-S500/Z500(PENTAXのロゴはないが)と同様のそれなりに明るくてそれなりに解像してくれるものを使っているようですし。
おかげで6cmまで近づけるスーパーマクロは無くなり、代わりに今までが18cmだったマクロを15cmまでに対応しました。
名刺程度の撮影なら問題ない実用ギリギリ。ちょっと面白いところまで近寄るのは不可能となりました。
600万画素という数字も含めて初心者には勧めやすいカメラになってきましたが、それならカシオに行けばいいだけでPENTAXで出すことは無いだろうにと、ちょっと残念です。