ワンフェスレポート

まずは朝寝坊。
前日まで用意して始発で出発する準備を完璧に仕上げぐっすりと眠ったけど、ぐっすり過ぎました。
朝食はしっかりと食べて、出発。着いたのは10時ちょうどでした。予定よりも3時間以上遅れての到着。天気予報の嘘つきと思いながらTFTの方角へ。

そんなわけで2つめの橋の真ん中当たりに列最終の札を発見。結構遠いな。天気もあまり良くなく天気予報が外れすぎたことを恨む。

ガイドブックでのチェックやデジカメの確認を済ませながらのんびりとビックサイトへ。途中傘や手袋の忘れ物が落ちているのを確認しつつ。

正面から入るのかと思ったら脇の方からえぐり込むように入るんですね。コミティア、コスキャラワールドinTFTの人たちが素直にそれぞれのビルに吸い込まれていくのを見ながらゆっくりと入場したのは11時過ぎ。

F-FACEへ急ぐ。一応最後尾の看板を持っているけど一番欲しかったエアマスターはすでに売れ切れ、他のモノもすでに売り切れ寸前と言うことで列に並んでいても買えない可能性があると言われしばらく列に並ぶモノの諦めて他を回ることに。

というか11時にはすでに主要なモノは売れ切れ完売。今更ながら寝坊したことを悔やみます。


ここで立体視撮影用のカメラを用意。というかこの日のために用意してきたようなモノですからね。

Optio S4&S4i姉妹を横に連結したカメラ。これに水準器とリモコンを利用し、手持ち用のグリップを取り付ける。フラッシュには2つ折りにしたトレーシングペーパーを貼り付けた。
さすがにこのインパクトは小柄ながらあるようであちこちでネタふりができた。
PENTAX製品は(時間がかかるけど)結構ピントを合わせるのがうまい上にOptio S4は小型CCDで被写界深度が深くピントがぼけにくい。
手ぶれが心配だが、コンパクトカメラとはいえ2台連結しているので重量は結構あるしグリップで更に安定。しかもリモコンでシャッター時の手ぶれを無効化。フラッシュを利用することでさらに手ぶれを目立たなくさせた。
ここまでしても三脚を利用した人にはかなわないし、実際手ぶれの写真もいくつかあるけどかなりの確立で防ぐことができた。リモコンまじでおすすめ。
暗い会場+小さい対象物という環境ではなかなか良くできたシステムだと我ながら思う。他の人のコンパクトデジカメで手ぶれした写真を見ていると特に。
ただそういう準備できる物は良いとして、この手の小物を会場で撮るということは経験がなかったために最初勝手がわからなくて変な写真ばかりになってしまった。
人物写真の基本「臍の位置から撮れ」を思い出して少しローアングルになるくらいの撮影で良いんですね。でもそうすると天井や周囲が写ってしまったりでなかなか難しいモノです。
図らずも2つのカメラのフラッシュで2つのフラッシュでの同時撮影と言うことで多灯撮影になり、2重にしたトレーシングペーパーの効果もありマクロフラッシュほどではないが思ったよりも綺麗に撮影できた。背景は黒く潰れてくれるし、会場内の無茶苦茶多い照明にも勝てたし。


とはいえ実際に使っていくうちに問題もわかってくる。
最初1つのカメラをマクロモードにするのを忘れていたために使えない物になってしまった。確認する液晶が小さすぎてしかも両方の液晶で確認する必要があるので見落としがちになる。Optio S4はリモコン設定を再起動の度に設定し直さないといけなかったりとカメラによってちょっと設定が変わっているのも問題かも。
2つのカメラをつなげているのでスペースも必要とした。一眼レフをブラケットで使う人のような幅ではないモノの撮影姿勢が限定されるために場所取りに時間がかかってしまった。
縦撮りができないことと、ある程度被写体から離れなければいけないという問題も。構図に工夫を付けることができなくありきたりの写真になってしまった。とくに被写体からある程度離れないと立体視に無理が出てきたりするので細部の造形が素晴らしいガレキの場合もったいないと思わせる。
そしてリモコン。このリモコンの受信部分がカメラの前面にあるためにリモコンを持った手を前に伸ばす不自然な格好に。このため撮影のためにそれなりにスペースを必要とした。どうしてカメラの背面にリモコン受信部分があるデジカメってないんだろう?
そんな不自然な格好のためカメラを抑えている左手が震えることがある。手ぶれを防ぐために工夫しているのに本末転倒だ。
さらにはリモコン、両方のカメラに赤外線をうまくとばせないことがある。片方しか撮影できなかったり時間差ができてしまったりと失敗してしまった写真が多かったりする。2つ同時というのは結構難しいことなのだな。


そんなこんなでバッテリー4個で約500枚の写真=約250枚の立体写真を撮り終えた。
フラッシュをほとんど焚きっぱなしとはいえやっぱりバッテリーの持ちはそれほどよくはないな。
できあがった写真はすでに自宅サーバ上で公開しています。
手順としてはSusieが閲覧画像の上下左右に画像を簡単に連結できるので、これを使って連結+立体視確認+サイズ固定。ここはBMPで保存してチビすなで縮小画面作成とJPEG圧縮率を変更する。


そしてその途中でとりいだしたるC-8080WZ。
さすがにカメラ3つとそのシステムは重かった。
いつもの手順で組み立てて撮影だ!と思ったらオフフラッシュケーブル FL-CB05のフラッシュ取り付け部分が折れる。どこかで見た症状だ。分解してねじを締めれば大丈夫らしいけど此処にはそんな工具はない。
しかしここはワンフェス!接着剤売りがいるんですよ!というわけで早速購入。でも、強度不足で駄目でした。再度折れておしまい。

なのでお外でのコスプレ撮影はほとんどできませんでした。Web掲載許可も貰わなかったし。それにしてもあのリリスモリガンは寒そうでかわいそうだった。露出度が多いから撮影する人も枚数が多いし人が並ぶしで終わらないで。
考えてみたら外での撮影だからキャッチライト目的のフラッシュだったしもっと時間を割けば良かったと反省。
コミケと違って長モノなどの持ち込みも可能、。露出多めでも大丈夫と言うことでかなり力の入った衣装が多かっただけに、4時に終了でその前にはほとんどの人が屋内に退避してしまうことや、寒くて中に入ってしまう人も多かったりとかワンフェスが初めてだったからしょうがないか。
立体撮影用のバッテリーが切れてからC-8080WZに変更したけどとにかくピントが合わない。小物撮りにはあまり向かないかな。バリアアングル液晶は便利なんだけどね。コントラストがしっかりしているモノだとC-8080WZの方が綺麗。ここもやっぱり適材適所ですね。

ちなみに会場外から覗くのは反則です。


立体撮影といえばPENTAXの一眼レフ用ステレオアダプターDセットを使っている人がいたな。さすがに*istDとはいえ一眼レフだと巨大になるね。その他にも一眼レフカメラで撮影していた人も多いけど三脚使わないとさすがにきついだろうな。コンパクトデジカメでもしっかりと一脚や三脚を持ち込んでいる人はさすがだと思う。画質を求めるのなら多少の扱いの悪さとのトレードオフが必要ですから。
その他は富士フイルムのデジカメが目立った。さすがはハニカムで暗いところでの撮影に向いているカメラだけあります。
全体的にコンパクトデジカメが多かったです。小物撮りには小回りもきくこちらの方が使いやすいことをよくわかっています。


最後の最後まで模造刀の五郎入道正宗を買うかどうかで悩んだ末に諦めて今では良かったと思う。けど次ぎに見かけたらまた悩むんだろうな。
ワンダちゃん・リセットちゃんのオシャレ泥棒、どうせあまっているんだろうと思っていたら本当に最後まであまっていました。作りすぎです。もちろん終盤になってからのんびり買いに行きましたよ。
そしてあの巨大な鉄塊。等身大のスコープドック(の一部)。鉄って凄いなと感心させられる。思った以上に巨大でした。

その前でコスプレして撮影会していたけど遠巻きに撮影する人ばかりだった。屈強な青い髪の人がやっていたら良かったのにと思いつつ、それはそれでむさくるしいや。最初なんでこの女性が格好付けているのか理解できなかったよ。
ガレキの方は全体的にピンキーが多かった。Fateが多かった。エロも多かった。ロボこみのロボ子がいたのがなんか嬉しかった。しかも最低2体。
思ったよりも新しいものを題材とした物が多かった。過去のイベントの写真などを見ているともっと懐古的な作品が多かったような気がしていたので。過去の作品もそのまま展示している所も多いかと思ったけど「新作」と貼ってある作品が多かっただけにきちんとこの半年で作り上げてきているのだろうな。時間のかかる物だけに熱意を感じます。
そして意外とパロディものが多かった。デフォルメしたりして全く別物になっていたものも多かったし。
少年漫画系は一日版権がもらえないモノが多かったらしくネギまなどが出せないのは痛いという話を聞いたしいろいろ大変なんだろうな。


猫を粘土で作成してそのできあがりによってプレゼントするという面白い所もあった。こういう参加型のものもあるのか。
中古店のような物もあって結構にぎわっていた。入手困難な物が陳列されているのだろうけどそこら辺の知識は全くないのでなんとなく懐かしい製品が多いなと眺めるだけでした。
その他、完成できなかったり、机の上に作品はなくただ組み立てているだけの所も複数見かけました。時間がないと大変なんだろうな。


初めて参加したワンフェスコミケの「祭り」とも違いなんとも落ち着いていてこう言うのもあるんだなと。
疲れた足を引きずりつつ帰宅するのでした。