「神など存在しない」無神論者がロンドンのバス広告でキャンペーン。
日本人の思う無宗教(無神論)と、こういう欧米でいう無神論は違うからな。
神を積極的に否定するのを無神論というから、日本式仏教とでも答えておくのが無難という。まぁ、仏教で言う仏と神では別物過ぎる気もするけど、宗教なんてそんなものですから。
神は超越者(物)でありながら、人間との入出力インターフェースを備えた存在。まったくコンタクト不能な存在として「存在するかどうかすら認識できないほど超越しちゃった」という神は、すでに神ではない。神とはなにか違う存在。
まぁ、そういう認知できない存在を信じるという宗教もあるんだから面白いんだけど。
仏教は解脱での自己を含めた世界改変が狙いだし。
日本で無神論というと積極的に信じている神は無いけど、墓参りはするし、クリスマスやバレンタインデーは楽しむし、結婚式は神前とかであげたりするし、七五三は祝うし、厄年前後にはお参りに行くし、初詣したり、お賽銭投げたり、線香あげるし、葬式もする。自然崇拝の一形態である妖怪を怖がり、魂の存在をなんとなく認めている人も多い。
そんな人が多いから誤解されやすいんだよな。
アピールした時点でそれはすでに宗教なんだよな。神がいなくても。3人信者が集まれば宗教みたいな話もあるけど、それなら無心論者の信じているものは立派な宗教だから。