自ニュF: 宮崎吾朗監督「今のアニメ技術の9割以上は、父と高畑(勲)さんが築き上げたもの」

ここまでされてしまうと、ゲド戦記見たくなってしまうではないか。
悪評を確かめに行くというのはさすがに自分としてもどうかとは思うのだけど、それでもここまで酷い人間が作ったと思うとね。人間的に駄目な方が作品としては面白い場合があるけど、今回はそうならなかったのだと確かめに。
ジブリ映画は劇場で見ることが増えてきたけど今後そう言うのはなくなるのかな。
しかし、アニメに関する知識が無くても監督ってできてしまうんですね。


追記:見てきたよ。
えっと……確かに下手だったね。素人作品としてはなかなかだと思うけど、ジブリの総力を使ってこれではもったいなさ過ぎる。
人物の正面と横顔ばっかり。しかも引いた絵が多く、人物が中央に立ちすぎ。絵画や写真や漫画などを勉強してもっと構図というのを知った方がよさそう。パンアップ多様も止めた方が良い。
話の作りに無駄がありすぎ。遠くまで来たと言うのなら背景を変えて様々な場所を訪ねているというのを出せばいいのに。とにかく意味のないシーンが異様に多かった。同じような背景をずっと2人で歩いているのだけというのは、背景がいくら良くても飽きてくるよ。暖炉の鎌と重ね合わせている意味が結局わからなかったりとか、無駄に格好だけは真似している感じ。
どこかで見たジブリ作品の演出効果だけが異様に目立って、しかもそれらをつぎはぎだらけにつないでいるから、見ていてダラダラした作品に見えてしまう。
セリフも、全てセリフだけで説明してたりする。背景効果がいきなり朝日(夕日?)になったりとかそう言う無駄な効果で使うよりも状況説明に使えばいいのに。
音楽は良かった。使いどころも悪くなかったと思う。
原作の面白さはかなり良く伝わった。ここまでダラダラした作品なのに言いたいことは良いことなんだろうなというのは伝わる。生と死といった相反する面でもそれぞれの調和が必要である所謂中庸のこととか、その生も死も望む矛盾した主人公がとうとうあんな状態になるまでになったとか。
監督も原作が好きなのはわかったけど、一方方向からしか見えていないからその方向だけでしか作品が作れなかったんだろうな。
もったいない。
悪役のウサギは良い味を出していたのだから、そっち方面で進んで、もっと悪役にいじめられて最後の最後でそれをやっつけて爽快感という、宮崎駿監督なら嫌がりそうな事をやった方がうまくいきそう。
正直、子供向け作品は作れない人なんじゃないかと思う。もっと派手に演出しないと。
関連(?):Google検索「評判悪い」 

[情報元:teiou]