クロールで長時間泳げる方法 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ROMman2005-09-05

[情報元:溢ニュース]
儂が長距離をクロールで泳ぐときに心がけていることです。
まぁ、これらの意味を全て理解できる人なら儂以上に泳げている人と言うことなので、無理せずわかる範囲で理解してもらえたらと思います。

ストリームライン

流線型を意味し、水泳では水の抵抗の少ない体勢を意味します。
特に男性の場合下半身に筋肉がつきやすく重くなって、足が沈んでしまいそれが抵抗になりせっかくの推進力を殺してしまう場合が多い。
特に長距離の場合は如何に抵抗を減らすか、が重要になります。そのためにもストリームラインは必ず身につける必要があります。
伏し浮きで水面になるべく水平に浮く練習をしましょう。背中、お尻、踵を水面に出すような感じで浮き続けるだけです。地味だけど儂も時間があるときに良くやり、そして結構難しい物です。

入水・出水

水泳の際最も抵抗が出るのが入水と出水の時です。それぞれ違う流体の境目、この場合は水と空気の境目が最も抵抗がある部分になります。
そのため潜水泳法などが過去には開発されてきました。
なるべく入水時、出水時には抵抗がないように手を縦に小指から抜いて親指から入れるというのを守るようにしましょう。

ローリング

クロールが近代四泳法のなかで最も早く、最も長距離を泳ぐのに向いている理由がこのローリングにあります。
体を左右に振ることで、エネルギーを発生させ手や足を動かす時にそれをパワーアップさせる効果があります。呼吸を楽にできるようにする効果もあります。
手、プルの場合、S字を画くようにして最後の最後に加速させるようにローリングを合わせましょう。
ちなみにローリングをやりすぎて左右にぶれすぎると抵抗になりますので、それだけはないように注意しましょう。軸を体に一本通すように。
同じ理由で手、特に手を前方に戻すリカバリ時に体から手を離さないようにしましょう。片手だけ手の長いヤジロベエ状態になりぶれる原因になります。

スタート・ターン

入水・出水の項で説明しましたが、水の「中」というのは抵抗がかなり少ないです。スタート、ターンの際になるべく潜るようにすると少ない抵抗で進むことができます。
壁を蹴ってすぐにキックを始めてしまうと、せっかくの勢いを殺してしまいます。すこし伸びてからゆっくりと蹴り始めるようにしましょう。
水泳経験者と未経験者との大きな差がこのスタートとターンです。これは経験が物を言う部分ですので沢山スタートやターンは経験しましょう。

2ビート

2,4,6ビート、それぞれ両手を回す1ストローク間に何回キックを打つかということです。(片手を一回回すことを1ストロークと言う人もいるけどどっちが正しいのだろう)
足というのはパワーはありますが細かい動作は苦手でエネルギーを沢山使うので酸素が沢山使う部分です。正直バタ足には向かない部位であったりします。
短距離ならともかく長距離の場合はなるべく使わない方が効率的で2ビートがお勧め。
特に2ビートだとリズムを掴みやすいので、4ビートや6ビートに上げるのも簡単です。

呼吸

吸うときには真横の陸上を歩いている人の足を見るようなイメージで、頭を上げすぎずローリングに合わせて行います。肺の60〜80%程度空気を入れるようにします。空気を吸いすぎると肺が膨らみ体勢が変わりストリームラインが維持できなくなります。そもそも水圧で肺が潰れているので吸いすぎること自体に無理が出てきます。
息を吐くときはゆっくりと吐き出すか止めておいて、顔を上げる寸前に全部吐き出します。はき出すのが早すぎると空気が無くなって浮力が無くなり沈んでしまいます。

リラックス

最後にこれが一番大事。
変に力が入ると、ストリームラインは崩れるし、間接に力が入って変に曲がって水の抵抗になるし、筋肉を使うので酸素が沢山使われるしろくな事はないです。