神道における神

日本人もよくわからない人が多くなった「神」についてわかりやすく説明されています。
神仏希釈とか戦後の動きなどから積み重ねてきた神道におけるはっきりした決め事というものは失われてしまいましたから。その代わり生活という形で残っているのですが。キリスト教で食事前に神様に祈ることはそうではない人から見ると明らかに宗教的儀式なのだけど、それはもう生活。
そしてそういう儀式的なものを排除した生活を考えるとなんともむなしいと思いませんか。
挨拶もなく、ただ必要のないことは一切しない。必要なこととは食って寝て働いて。ただそれだけ。宗教とは本来心への清涼剤のようなもの。
そういうちょっとした安らぎを政治に取り込んだり悪用したりされてきたからますます神とはなんだかわからなくなっているのだろう。
神というから紛らわしいのであって精霊とか呼んでおけばまだよかったのだけど、西洋でも精霊ならまだ身近な存在でしょうから。